障害者グループホーム翼

新着情報

  • 2024.03.02 2月に入り、ようやく暖かくなってきたと思ったのも束の間、急に冷え込みが強い日が続いております。皆様お体にお変わりないでしょうか。GH翼では、オープンから6ヶ月目を迎えるにあたり、ようやく入居希望者の方々の本入居が続いております。想定では3ヶ月以内に満床となるはずでしたが、色々とお願いをされることも多く、空室でお待ちするという、経営としては「してはならない」事をしてしまったと反省するばかりです。(タイミング的にお断りをしてしまった皆様、本当にその節は申し訳ございませんでした。第1期生のうちから一人暮らしへのチャレンジをする方が出次第、順次ご案内申し上げますので、お許しください) 本当に、ようやくグループホームとしての支援が組めるようになっいくので、いよいよといった気持ちです。これから桜の満開のシーズンを過ごし、熱気の8月館山の祭り、粋の10月の里見祭り、その間に9月の八幡の祭りもございますが、GH翼のポテンシャルが大いに発揮できるシーズンとなります。山車や神輿の渡御還御への接待経験や、GHの皆さんで企画するBBQ等、支援者としても腕が鳴るところです。入居者様、地域の皆様との良好な関係を構築できるよう頑張っていきたいと思います。
  • 2024.02.12 バレンタインデーが近づいてきました。日本では義理でも本命でも、女性にとっての「品格」を示す大切な日となっておるようでございます(笑)小中学校あたりまでは「今年はもらえるかな~」という淡い思いももってはおりましたが、いつのころからでしょうか、男性にとってみると、続く「ホワイトデーのお返し」に恐怖するようにもなるのでございます。「やっべー、6個も貰っちゃったよ。500円じゃアレだしなぁ・・・」とすっからかんの財布の中身を見ながら頭を抱えるなんて思いもするものです。しかし、貰った手前、ありがとうだけしか言わないのも甲斐性として恥ずかしい部分でありますので「かぁちゃん悪い、小遣い前借りさせてくれない?」等と背伸びもしたりするもんです。大学生や社会人あたりになると、バレンタインデーチョコが「〇〇の財布」に変わったり、「苗場スキー場エスコート券」に変わったりと、桁が飛び上がるので、必死にアルバイトや貯蓄をして「男の品格」というものを示さなければならず、恐怖でしかないプレゼントに変わります(笑)時代は移り変わり、白髪もちらほら見え隠れしている昨今、「もう、チョコレートは要りません。私にくれなくてもいいです!」と公言していても、この恐怖のプレゼントはずっと続きます。もう齢50歳に近づきつつありますが「相川さんの分も買ってあるので、早めに取りに来てね!」という飲み屋からの招集令状としての機能が新たに付与されており、この2月14日という日は、本当に恐怖の日となっているのであります。それを知ってか知らずか、GHタッチでも翼でもバレンタインデーチョコの製作計画が持ち上がっており、食べる前から胸やけです。
  • 2024.02.12 よくわからない祝日、建国記念日(2月11日) この祝日は神武天皇の即位した日とされ、戦前は「紀元節」と呼ばれていた祝日なのだが、この紀元節は明治6年(1873年)に始まったとされている。明治維新により王政復古の大号令が行われ、連綿たる天皇家の歴史を、皇帝の歴史として諸外国に示し、日本のエンペラーの威信をもって、列強の植民地支配に対抗する勢力としての日本という立ち位置を確固たるものにしたい明治政府が推し進めた、一種の日本のブランド化作戦でもあったのであろう。しかし、旧暦の正月に即位されたのが神武天皇だとすると、明治政府が取り入れた新暦に合わせると1月29日が即位の日となり、2月11日ではないという研究もある。しかし、明治維新以来、一貫して2月11日が建国記念日とされ祝日とされているようである。もうおよそ5世代150年にわたって祝日とされてきた日なので、よくわからなくても別にどうでもよいとは思うが、祝日の中で唯一、この建国記念日の起源についてだけは毎年モヤモヤしてしまう変わり者でもあります。(;^_^A
  • 2024.02.09 【アパートと~その3】 グループホームを運営している事業主は、慣れ親しんだ地域で、親の支援から離れて、自らの力と福祉の力を借りて生活を維持していこうとする方々を応援する気持ちでグループホームを整備しています。限られた資本の中で、少しでも良い生活を営めるようにと頭を使い、日々研究をしながら障害福祉サービスの一翼を担うべく人生をささげています。グループホームを利用されている方の中には、自分一人で生活が組めているので、職員から何かを言われるのを鬱陶しいと思われてしまっている方が稀に存在します。鬱陶しいならばどうぞアパート暮らしをされたらいかがですか?というのが本音でありますので、「今、〇〇さんが生活が出来ているのは、グループホームという場所で生活をされているからです。アパートでこの水準の生活を営めると考えているのでしたら大きな勘違いです。きっと毎日のジュースを買うお金も出てこないです」とはっきりと伝えます。グループホームを替えるのは自由です。合うあわないがありますので仕方のない部分です。しかし、感謝の気持ちがまるで感じられないような態度をされている方に対しては、支援する側にも選ぶ権利があるということを分かっていてもらいたい部分です。我々グループホームが選ばれるのと同じように、利用希望をされている方も、我々に選ばれていることを忘れないで欲しいと思います。ふと、あまりに失礼な問い合わせの電話がありましたので、愚痴ってみました。あと2室ご紹介可能です。男性1 女性1 の予定です。よろしくお願いします
  • 2024.02.09 【アパートと~ その2】 属性審査と信用照会両方をクリアした方のみが、晴れて大家さんに対して不動産屋からの『この人に貸してもいいですか?』の問い合わせをしていただけることになります。この賃貸借契約というものは、貸す側と借りる側の双方の信頼によって成り立つものなので、その辺を勘違いして、家賃を払ってるんだから私は客だ。何をしても許されるのだ。などと思っていると大変なことになります。 では、グループホームではどうかというと、福祉サービスとしての位置づけであり、生活場面においてお手伝いが必要である方々の住まいとの位置づけでもありますので、困っているならばできる限り頑張って入居生活を支援しましょうとするのが基本的なスタンスです。体験利用を通じて、必要となる支援の種類や時間を割り出し、少人数の職員配置の中でも支援が組み立てられると判断されれば、本利用契約の締結へと進んでいきます。このような流れで進んでいきますので、希望して空いていれば、すぐに入居ができるものだとの勘違いをされている方がちらほらいらっしゃいますが、グループホームはその入居者さんと職員によって作られる雰囲気が決まってきてしまいますので、職業や収入、能力の部分では判断をされませんが、性格や言葉使い、行動についてはアパート以上に厳しい目で審査されています。「この人は他の利用者さん達とうまくやれるのかな?」という視点で体験期間中モニタリングされます。その1で書いたように、担当のケアマネさんに相談もなく、自分勝手に他グループホームに連絡を入れてしまうような行動を取られる時点で、現在支援を受けているGH職員にも失礼ですし、ケアマネさんにも失礼なことをしているという自覚がないと評価されてしまいます。その3につづく
  • 2024.02.09 【アパート】と【グループホーム】の違いについて。(その1) グループホーム翼を運営していますと、体験利用希望のお電話をご本人様から直接いただくことが多くなりました。第一声『そちらはお部屋は空いてますか?』といった感じでの問い合わせです。お名前を聞いても始めは名乗っていただけず、質問をたたみかけてこられます。アパートを借りる場合であっても、お名前、年齢、職業、収入、なぜこの地域にお部屋を借りるのか、何人で住まわれるのか等々、お部屋を借りるためには審査が必要となってきます。これを「属性審査」と言いまして、そのアパートの仲介を頼まれている不動産屋が主に聞き取りなどを行います。この属性審査は職業や収入の他に、その人の雰囲気や言葉使い、会話の中で感じるその人の性格などの印象についても審査されています。大切な建物を預かって、借り手を見つけて大家さんに紹介するので、この審査は結構重要です。入れ墨が見えていましたとか、寝ぐせのまま来店して衣類もパジャマみたいなものを着ていました等々、物件ごとに大家さんが絶対NGにしている人物像がありますので、そういった方の場合には、この属性審査の段階でお断りをされてしまいます。この属性審査がOKとなったとしても、次に信用照会が待っています。信用照会とは、信用保証協会という所が『その人は信用に値する人なので、家賃の滞納等があった場合、我々が代わりにお支払いしますので、安心して貸してあげて下さい。』と保証人の代りをしてくれるのですが、過去に家賃の滞納をして逃げたことがあるとか、借金を多くしてしまって返済が出来ずに逃げ回っている等の場合、信用情報にその記録がされていますので、この信用照会の時点で否決となり、この場合でもお断りをされてしまいます。その2につづく
  • 2024.02.08 GH翼がオープンして5ヵ月目となりました、体験利用を希望される方も増え、本入居を前提とした体験利用計画のお話をさせていただいている方が2名で、2月~3月にかけて長期の転居期間として体験利用で繋げながらお部屋のキープをさせていただくこととなりました。 残りご紹介できるお部屋は2室となっております。(こちらも本入居のご希望がある方からの予約がある状態ですが、11月・12月・1月と3ヶ月に渡り空室状態で放置されてしまったので、開放とさせていただきます)※担当のケアマネ様にお願いします。入居にあたり薬の調整が必要なご利用者の場合は、今後お部屋のご予約は承りませんので、予めご理解の上、ご紹介ください。
  • 2024.01.12 お正月からあっという間に2週間が経とうとしています。体験利用の利用者さんも居たり、本部のタッチの方にもヘルプの職員を派遣するなどてんてこ舞いな年明けとなりました。※職員募集中です!一緒に支援してくれる方、助けてぇ~(笑) いよいよ翼の定員が埋まりそうな勢いで、見学希望の方々からの問い合わせが来ており、翼のポテンシャルがいよいよ発揮できるかなと、ワクワクしております。あと1ヶ月もたてば、城山の梅園や桜並木が色づき始め、この城山周辺はがらりと様相が変わってくるでしょうから、それも今から楽しみでもあります。インフルエンザが流行っておりますので、皆様もお体にお気をつけて、元気に参りましょう。
  • 2024.01.01 謹賀新年 本年も「慌てず、焦らず、あきらめず」の思いでグループホーム翼とタッチの利用者さんたちと日々を過ごしてまいります。よろしくお願いいたします。 さて、激動の2023年も過ぎ、辰年の2024年となりました。今年は大晦日から続く2日連続の一粒万倍日であり、かなり珍しい幸運日のスタートだそうです。初詣にはもう行かれましたでしょうか?いかれなくても、氏神の神社や産土の神社をイメージしてお願いするだけでもご利益があるとのことですので、ご参考までに(^^♪  翼では、入居者さんから「初日の出を見に行こうよ!」という希望が出ましたので、日勤ではありましたが6時前には出勤して、館山城の頂上付近の「梅園」から、昇る太陽を拝めてきました。元旦の御来光を見たのは何年振りだったでしょうか、毎日昇る太陽なのに、元日の太陽は何やら特別貴重なものとして感じてしまうのは不思議なものです。
  • 2023.12.25 生きていく上で、人は多くの選択肢の中から、その時自分が最適だと考えた選択肢を選び、その選択に従って人生は組み立てられていきます。そして、その選択が正しかったのか間違っていたのかということを、現時点から過去を振り返ることで評価してしまいがちです。そうすると、途端にあの時ああしていれば良かった。逆にああしなければ良かった。〇〇が悪い。などといった後悔や恨みなどといった感情がわいてくるものでもあります。そうなると、このままで良いのか、自分の選択は間違っていたのではないかという疑心暗鬼にもさいなまれて、考えがどうしても暗いほう暗いほうに流されがちになってしまうものです。 私も少し前までは、過去を振り返り、このままで良いのか、選択は間違っていたのではないかと考える癖がありました。しかし、よくよく考えてみると、過去は変えることはできないものであり、過去を嘆いている時の自分というのは、これからの未来を考えたとき、一番若くて時間もあり、可能性の高い存在であるわけです。その一番可能性のある時に、変えられない過去を嘆き、後悔して、暗い未来を想像することのどこに意味があるのだろうか。ということにふと気付いたわけです。そこで、いろいろと心の持ち方や考え方について勉強することにもなったのですが、結論から言うと「何をしている自分が最高の自分なのか」ということを、朝起きたとき「今日一日の最高の自分」そして、1週間、一か月、半年、1年のそれぞれにおいて最高だと思える自分を想像することで、無意識に関連情報を集め、そのように行動しだすのが人間の脳であるということにたどり着きました。こうありたいと思う自分を具体的にイメージすることは、選択をし続ける人生において、大きな指針ともなる大切な行動なのでもあります。
  • 2023.12.15 グループホーム翼では、利用者さん、職員ともども、それぞれのペースにてゆったりとした時間が流れています。エッセイや小説を執筆している人が多く、絵画にも興味をお持ちのようで、絵の具を用いて画用紙に上手な猫や犬などをデッサンしている方もおられます。水回りを充実させていますので、2階給湯室や1階洗濯室等で絵具をきれいに洗っている姿をよく目にするようにもなりました。また、読書家が集まっているのでしょうか、ドストエフスキーの罪と罰の話題が出るなど、びっくりすような博識の方もおられ、支援側はタジタジです(笑) 本は、一人ひとり心に刺さってくる部分が違うので、様々な視点からの思いや感情の変化などが聞けて「ほほう」「なるほど」と新たな視点をいただきますので、youtube動画での本の説明などとはまた違った良さがあります。今年も残すところ後16日。翼での初めてのクリスマス・大晦日・お正月がやってきます。来年もこの調子で、ゆったりとした気持ちで邁進していけたらいいな。
  • 2023.12.07 自動販売機の設置が完了しました。アサヒ飲料さんにお世話になります。ヤックスさんが歩いてすぐにありますので、月の最低売り上げ本数に達するかどうか、非常に、非常に心配ではありますが、夜間の照明の代りとして、行き交う近隣住民の皆さんの安全のため設置をいたしました。どうぞごひいきにお願い申し上げます(笑) 私も頑張って買います!! さて、12月も1週間が経過をしまして、新たな仲間も増えてきて、ようやくグループホームらしくなってきました。大晦日、お正月が今から待ち遠しいです。おっと、その前に、サンタさんになる大役が待っていたんだった・・・そろそろ準備を始めねば・・・。では、また
  • 2023.11.25 グループホーム翼は、介護包括型のグループホームです。生活場面においてお手伝いが必要な方々が暮らす場であります。しかし、そのような状況にあっても、一人暮らしには憧れるものです。贅沢な憧れではけっしてないと思っています。一人でも多くの方が、翼を使って練習をして、自分の能力を伸ばして、一人暮らしに耐えられる力を養ってほしいと思います。 見学・体験 随時募集中です。
  • 2023.11.24 11月も残り1週間となりました。現在、ご入居されている(ご入居される予定)方は、男性2名 女性1名の状況です。想定していたよりも、平日GHに残られる方が多くなりそうなので、支援体制も一段上げて365日 24時間体制での運営となりそうです。 また、GH敷地内にアサヒ飲料の自動販売機の設置も決まりました。ヤックスドラッグさんが近所にあるので売り上げ的には厳しい環境になるとは思いますが、夜間の明かりの部分や、緊急時の飲料確保の部分でお役に立てるかなとの思いで導入を決めました。どうぞ、ごひいきに♪
  • 2023.11.14 初めまして、このHPを管理している相川です。弊社もいよいよ2棟目のグループホームを持つにあたり、職員の配置や業務連携についてバタバタとした時間が流れています。 ツバサに関しては、10月のオープンから40日以上経過をしていますが、本入居されている方が1名という散々な数字を叩き出してしまっており、「どげんとせんといかん!(笑)」な状況にあります。まぁ、物件の立地や作りは、【かなりのハイスペック】なので物件のせいではないのは分かってるんです・・・あまりにも6月時点での反響がよかったものだから、少しあぐらをかきすぎてしまった私の責任です。本当に反省ですね。 これから、宝の持ち腐れと言われないように、しっかりとアピールしていきたいと思っています。これから、グループホーム翼をよろしくお願い致します。

翼の特徴

【特徴について】
・各部屋にトイレ室が設置してあります。洗面台もありますので、朝の忙しい時間帯等、他者を気にすることなくご自身のペースで歯磨きや身支度をすることができます。
・毎月1回 社会福祉士による研修会(仕事の意義や働くことの意味(第1回研修)や、2週間に1回の社会制度の勉強会を実施します。)
・特例子会社などへの就職、近隣の就労支援事業所での就労、一般会社への就職など、言葉使いやスーツの着こなし方、社会常識やマナーについての練習も不可欠な要素です。翼では、入居者さんの目指すところに応じて、アドバイスや支援を組み立てます。一般の若者でもなかなか準備ができない部分ですので、3年から5年の期間を使いながら、それぞれの個性やスキルを高めていけるよう対応します。
・入居者さんは自治会を組織し、順番を決めて職員とともに調理練習をしたり、余暇活動計画などを作成(旅程を組んだり、チケットの予約をしたりなどの経験)をします。


【支援の方針】
・まずは深呼吸。落ち着いて慌てないことを意識するようになりましょう
・今まで考えたことのない視点で物事を考えてみることで、不安や悩みが軽減することがあります。研修や勉強会を通じて、その視点が持てる人になりましょう。
・根気よく、あきらめない心をはぐくむ。
・ありがとう おつかれさま という他者をいたわれるものになる
・自分の行動を振り返ることができるようになる。行動に責任を持つものになる。
・一見できているように見えて、その中身は見様見真似で不備がたくさんあったりします。例えば、お皿洗いにしても、油分や臭いが残ったまま、仕舞っていることがみられます。このような些細なことにまで意識が向けられるようになることで、気づきや発見がより多くなります。支援員はそこまでを見越して支援を展開します。


【支援員の心構え】
・3年後・5年後・10年後を見据えた長期の視点に立ち、支援を組み立てる。
・本人及びそのご家族にとって、安心してその生活が営めるよう常に思考する。
・より安楽な生活環境となるためにはと、常に自問して職務にあたる。

一人暮らし=自立?

一人暮らしにあこがれを持つことは、誰にでもあります。思春期を過ぎ、親元から離れて自らの人生を歩みたい。そう思ったときに一人暮らしをしなければという発想になります。

 しかしながら、一人暮らしをするということは、行動に自由がある反面で、行動に責任持つことが求められます。行動に責任を持つというのは、部屋の管理であるとか自分の行動スケジュールの管理であるとか、金銭の管理であるとか、様々な場面で注意を向けていくことが必要となります。

 食事が何も言わなくても準備され、汚れた衣類は勝手に洗濯され、部屋の掃除やトイレの掃除もすべてしてもらっていたという環境から、自分ですべてやらなくてはならない環境に身を置くことが、一人暮らしをするときの大前提となります。今までは使うことのなかった時間の多くを、生活の維持のために使っていかなければならなくなるわけです。

 どのくらいの時間と労力が必要になるのかは人それぞれ違ってくる部分ですが、多かれ少なかれ生活の維持のために使わなければならない時間は発生します。翼では、まずその時間を把握してみましょうとします。そして、その時間を短くできるよう練習しましょう。とするのが翼での生活となります。
※なお、偉そうに書いていますが、筆者の私(相川)も整理整頓や掃除は大嫌いです。別に汚れていたって必要な衣類などは用意してるのだからいいじゃないか。って思ってしまうタイプの人間です(笑)なので、大変さはよくわかりますから安心してくださいね。。人間は弱いものなのです。なので「きっと役に立つので頑張ろうね。」とお互いに励ましあって頑張っていきましょう! 

 生活維持のための掃除や洗濯、買い出し、食事の準備、入浴や整容。障害をお持ちであるならば服薬管理や通院や病状の管理も必要になってきます。一体どのくらいの時間を使うのか。まずはそれを把握することから始まります。自立支援サービスや就労移行サービスを利用され、ある程度はイメージができているとは思いますが、実際にやってみないと正確な時間は分からない部分です。

 では、実際に計算してみましょう。朝起きて朝食を食べ、身支度をして、出勤します。朝食を準備して食べ終わるまで30分、身支度に20分、通勤時間に1時間とすると、簡単に2時間が消えますね? その後、お仕事を9時間こなして、帰宅に1時間をかけた場合、24時間のうち12時間を使ってしまいます。家について、入浴と洗濯を同時にするとして40分。洗濯物を乾燥するのに1時間。その間に夕食の準備をするとして。すでに2時間が経過しています。夕食を食べて下膳して食器を洗い、明日の朝の準備をすると、ここでも1時間程度は使ってしまいます。残り時間は9時間です。
 この家での時間も、長時間勤務をした後なので、体がうまく動かないことがあるかもしれません。季節によっては病状が悪くなってしまう方もいるかもしれません。病状の安定のためには8時間は睡眠をとる必要がある人の場合、1日で自由になる時間は残り1時間です。この1時間で掃除をしたり、勉強したり、趣味をしたりする。これが一人暮らしにおける平日の動きではないでしょうか。
 正直申しまして、このようなスケジュールが毎日続いたら、私ならすぐに嫌になって仕事に行きたくなくなります。本も読みたいですし、勉強したいことも沢山あります。友人とも外食したいですし、やりたいことが沢山あるのにできないなんて辛すぎます。

 であるならば、どこかの時間を短縮させる必要がありますが、お仕事の時間だけは短縮は難しいとなれば、当然のことながら通勤や生活維持のための時間の短縮をして、余暇時間を増やしていくことになります。通勤については会社に近づけばすぐにこの時間は短縮することはできますが、なかなか近くにアパートなどがない場合もあります。そこで、「生活維持のための時間の短縮」能力が重要となってくるのです。この能力は練習でしか身につかない能力でありますが、一度身についてしまえば、どこでも使える万能な能力となります。
 翼では、この「生活維持のための時間の短縮」能力、俗にいう「時短」能力についてしっかりと練習して身に着けていただくことを目標にしています。これをおろそかにすると途端に部屋内はぐちゃぐちゃになってきますので、能力が足りてるか足りてないかはすぐにわかりますので、声掛けをしながら少しづつこの能力を高めてほしいと考えています。

 一人暮らしができるというのは、言い換えれば時間の管理がしっかりとできることであるともいえます。時間の管理がしっかりできるようになれば、必要なお手伝いをどこに入ってもらえばよいかも見えてきます。障害が軽度であればあるほど、使える福祉サービスの時間も限られてきますので、効率的なお手伝いをお願いする姿勢は非常に大切になってきます。
 このようにして、自分ではどうしてもできないことはお手伝いしてもらいながら、お仕事に生活にと「継続していける」こと。これが私たちの目指す「自立」となります。
障害程度が軽い方ならば、お手伝いの頻度も量も少なくなりますので、ご自身の能力を伸ばすことを頑張らなければなりません。逆に、障害程度が重い方では、お手伝いの頻度や量を多く得られますので、その組み合わせによって一人暮らしを「継続していくこと」が可能にもなってきます。障害の軽重にかかわらず、正しい方法で、正しい努力を重ねていくことで可能性は広がっていくと考えています。

これは1年や2年で身につくものではありませんし、能力が育ってきてから、初めて必要なお手伝いの種類や量も決まってきます。じっくり時間をかけながら、少しずつ工夫しながらです。
 焦らず、でもあきらめずに頑張っていきたい。そんな思いの方々の住まいにしていただきたいと思います。これからよろしくお願いいたします。

お問い合わせ

〇千葉県館山市 館山城(通称:城山)の近くにあるグループホーム翼です。定員は6名 女性4室 男性2室でスタートしたいと考えています。
令和 5年(2023年) 9月新築 10月運営開始 
空き室 2(できれば女性の方) (5月)
現在 男性2名 女性2名 の4名様との本契約となっております。
平均年齢は29.5歳です

〇各部屋にトイレと洗面台を配備
〇通勤通学時間帯には30分間隔でバスが行き交います。(城山公園前バス停すぐそば)
※館山駅までは約1.7km 自転車でおよそ8分、徒歩だと23分の距離にあります。
※館山自動車教習所までは約2km (※筆者も大型自動車と中型バイクでお世話になった母校です)
〇一階に2台、二階に2台の衣類乾燥機が設置してありますので、雨の日でも夜間でもいつでも、ふかふかの衣類が着れます。
〇Wifi通っています。お部屋の位置により電波状況が若干変わりますが、談話室や1階部ではしっかりとフリーWifiが機能しています。

毎月の実質ご負担額62000円からとなります。詳しくはご利用料金(概算)をご覧ください。※スマートフォンの方は「Menu」をタップしてお進み下さい。

半径100mの範囲に、城山前交番・ヤックスドラッグ・理美容店
半径500mの範囲に、田村病院・セブンイレブン・銀行等
城山周辺では毎年8月には館山のお祭り、10月には里見城まつりが開催されます。地元区は上町区となりますので山車の接待をします。

これから気の良い6名の仲間とともに、城山での散策・体力づくりや、きれいな沖ノ島周辺での余暇活動や日帰り旅行、研修会を通じての社会勉強をしていきたいと思います。グループホーム「タッチ」の7名の利用者様と共に、様々なイベントを企画していきますので、どうぞお楽しみに!
グループホーム「タッチ」HP  
https://www.gh-touch.com



※ご担当の相談支援員様へ 当GHは介護包括型グループホームとなります。世話人配置は4:1  夜勤体制  新築の準アパートタイプのお部屋(畳)となります。ご入居されている方々は、障害の種別・軽重を問わず、自立度の高い方が殆どとなります。身体介護(排泄・入浴介助・常時見守り手添え・医療的ケア)の必要なご利用者様の生活の場を想定して建設した建物ではありません。
支援区分4:1名 / 区分1:1名 の2名が本利用中。支援区分の軽重よりも、当GHの利用者さんたちの生活スタイルに馴染めるかを見させていただきます。

※当GHは処遇改善加算Ⅰを取得しています。職員は各種研修などを通じて日々研鑽を積んでおります。

グループホーム翼
〒294-0036 千葉県館山市館山838-1
電話 0470-29-5283
(平日 13:00~21:00)
お問い合わせはこちら
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