障害者グループホーム翼

家賃　　　　　　　　　　　　　　　　36000円
水光熱費+通信費（Wifi）+ガス　　　 14000円
日用品費　　　　　　　　　　　　　　 1000円
事務管理費　　　　　　　　　　  　　　1000円
食材費　　　　　　　　　　　　　　　28000円 (朝夕毎食/土日の昼）合計69食分
※平日の昼は希望者のみ準備　１食500円追加

【一カ月の支払い金額】　　　　　　　　　　80000円
(受給者証（五）の特別給付10000円を法定代理受領としていただいた後の請求料金）

【各種助成を利用した実質負担額】　　　　62000円
※家賃助成18000円の還付を受けた場合の実質額

【入居時預り金】　　　　　　　　0円

【翼の料金設定の特徴】
　アパートでの一人暮らしに近い環境で、お部屋や水回りの管理をしていただきます。その関係で、トイレットペーパーやトイレ用洗剤やごみ袋、窓を拭くための物品等はご利用者様の負担となります。（一か月で700～1000円くらい日用品を、ご自身で買ってきていただきます）
　また、掃除機などの共用物品に関しましては、入居者様全員参加の「翼自治会」を組織し、故障した場合などは次に買う掃除機の種類や値段を話し合い、その都度決議をもって各自費用を出し合っての購入とさせていただきます。
　アパートでの一人暮らしのような自分での買い出し経験+観光地を目の前にしながら旅館に滞在しているような。そんな環境が気に入ってこの地にグループホームを建設しました。慣れれば慣れるほど味が出てくるスルメイカのような、そんな住まいになれたらうれしいです。また、翼を離れて一人暮らしをしたときも、フラッと立ち寄って懐かしむことのできるように、あえて目立つ場所に建っています。

【障害基礎年金2級受給+工賃月平均2万円の方の生活例】
家賃還付が来るまで、年金64000円+年金生活者給付金5000円+工賃20000円の89000円の中から80000円のやりくりをしていただくことになります。
家賃還付が発生した後からは、89000+家賃還付18000円＝107000円の中から80000円の生活費のお支払いとなり、月額2.8万円の余剰金が生まれてきますので、各日用品のご準備や余暇活動費などの捻出は容易になってくるものと思われます。（ただし携帯ゲームの課金やカード決済の多用等で気づかないうちに使いすぎてしまうことがあります。一人暮らしの際には敷金礼金・引っ越し費用・GHでは自由に使えていた洗濯機や乾燥機・炊飯器や冷蔵庫などの購入も必要となりますので、節度を持ったご使用をお願いいたします。）

　当施設はグループホームですので、基本的には18歳～65歳までの障害をお持ちの方なら、どなたでも住んでいただけます。買い物や外出の機会が多い方々を想定して、利用料は下げられるだけ下げております。新築で各部屋に水回りが付いている環境で、このお値段はなかなかないと自負しています。

グループホーム翼をなぜ城山のすぐそばに建設したのかといえば、「生活のし易さ」と「生活の質を高める」この２点です。
具体的に言うと

【余暇の充実と必要コスト】
徒歩1分（80ｍ）以内に「ヤックスドラッグ城山店さん」があります。350ｍｌのコカ・コーラ68円　　490ｍｌのアサヒのカルピスウォーター98円　サントリーのボス缶が72円で、朝9時～深夜24時まで購入できます。（令和5年11月12日調べ）
市場価格を利用者さんに知ってもらうために、あえて自動販売機をグループホーム前に設置する予定でおりますが、カルピスウォーターは150円前後での販売価格となる予定です。

月に150円の自販機カルピスウォーターを30本買うと4500円です。ヤックスまで買いに行き30本買うと3000円です。年間に直すと1.8万円の差となります。ジュース以外でもお菓子についてもコンビニで買う場合とヤックスで買う場合とで、約20％の価格差がありますので、毎月コンビニで5000円使う方は、ヤックスを利用することで4000円で済みますので、やはり年間1.2万円程度の差額となります。

新築物件なので、これ以上家賃は下げることは難しいです。（本来であれば月額6.5万円はいただかないと、令和5年築のこの広さと設備のお部屋は作れません。）
光熱水費+通信にしても、無理をして下げています。本来は1.6万円はいただかないとならない部分です。

障害基礎年金額が64000円で、給付額が5020円（２級）なので、何とか毎日のジュースやお菓子の購入くらいは自由にできるようにとの思いで基本生活費の設定をしています。
廊下/階段も狭い物件や、民家タイプの4.5畳～6畳一間のGH基本生活費と対比されて「高い」といわれる方もおりますが、「安さ」を売りにはしていません。あくまでも、過ごしやすさと多くの物品購入機会を通じて、一人暮らしをする上での工夫を学習していただくことが、GH翼の特徴となっています。

ちなみに、6畳一間のお部屋の広さは9.94㎡です。翼のお部屋の広さは14.5㎡です。見ていただければ、通常のグループホームの規格ではなく、極めてアパートに近い環境での暮らしができると思っていただけるはずです。

令和5年11月13日　夕食のメニューを載せておきます。味噌汁と御飯がこれにつきます。